第119章 このラブレター、額縁に入れて飾ってやる!

「そうだよそうだよ、ママ。これ、どれもすっごくおいしいんだ! ひとつ剥いてあげる、食べてみて!」

中野蓮がそう言って、さっそく手を伸ばしかけた。

「いい」

長谷川栞が制した。

「ほら、やめろよ。栞が食べるなら、まず俺が用意したやつだろ」

中野航平はそう言いながら、手に提げていたお菓子の紙袋を長谷川栞へ差し出す。

「最近、俺が作ったドライフルーツとかビーフジャーキーとか。店で買うより安全面も安心だし、味も悪くないと思う。栞、食べてみて」

紙袋が目の前に来た瞬間、ふわっと食欲をそそる香りが鼻をくすぐった。腹の奥がきゅ、と反応する。

それでも栞は受け取らない。

「いらない。食べた...

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